相手の聞く準備がなければ「説得」は「説教」でしかない

私には過去患者さんから「二度と担当してくれるな!!」
と言われた苦い経験があります。

あなたにもそんな経験ありませんか?
それぞれシチュエーションは違うでしょうが

私なりの原因が明確になったキッカケがあったので
シェアさせてください。

携帯の漫画アプリより

最近携帯のアプリで色んな漫画を読み散らすのが習慣になっています。
色々と含蓄があり得られるものが得られるものがとっても多いです。

その中で
「2月の勝者」という中学受験漫画(前にドラマでやっていたらしい)がありました。

その中で

「説得というのは相手の聞く準備ができいなければ、ただの説教。
金を払って説教を聞きに来るもの好きは少ない。
自分の意見を否定された用に感じるので最悪来なくなる。
そうならばできることは静観。
理解者だと思ってからが勝負」

という言葉がありました。

塾の講師が、
受験方針に相談にきた母親への対応後に
部下にその対応の意図を説明していた中での発言でした。

個人的に心当たりがありすぎて、
思わずその場でメモを取ってしまいました(笑)
私は「説教」しまくっていたのです。

セラピストの説教

よくあることかと思いますが、
専門家として痛みをなんとかしたいのならば、

●●をしてください!
■■をしないように!
▲▲に気をつけて!

というような事を「正しい事」としてお伝えすることがあると思います。


私はその結果過去に、
初めて担当した患者さんから

「二度と担当してくれるな!」

とブチギレられたことがあります💦

ブチギレられた経験

もう10年以上前になりますが、
その方は変形性膝関節症と診断された女性で

「もう何十年も病院に通っても良くならないのよね〜」

と仰っていたので、
「よっしゃ!なんとか治る希望をもってもらおう!」
と意気込んで「正しい事」をお伝えしました。

下肢だけでなく、
体幹部にもかなりの問題があったので、
それらを解消するストレッチを提案をしました。
昔の私としてはその時点での精一杯の「正しい事」でした。

でも結果は上述の通り、
二度と担当してほしくないという結果・・・。

私も私で
せっかく「正しい事」をしたのにブチギレられたので、

「上等だ!治る気ないのならくるな!」

くらいの勢いでキレてました。

いやぁ、若気の至りとは恐ろしい(苦笑)

「説教」への反省

今ならもっと「正しい事」のやりようがあったと思います。

しかしそもそも「正しい事」の前に
相手の心の状態を蔑ろにしすぎた結果だと思っています。

相手が
「聞く耳をもっている状態なのか?」
ということはあまり重要にしていませんでした。

知識・技術を身につけると
ついつい「説教」してしまいがちになります。

今の私は知識よりも技術、
技術よりも人間性が大切だと感じています。

相手は関節や筋肉の塊ではありません。
相手の臨んでいるやり方・経過・対応があるはずです。
「正しい事」だけで症状が良くなるのならば苦労はしません。

相手の心身両面を見るようになって
大きく成果も変わってきました。

相手の身体だけでなく、
相手の心にも寄り添えるようなセラピストを目指して、
日々この漫画から得た言葉を大切にしていきたいと思います。

最後までご覧いただきありがとうございました!

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臨床で苦しむセラピストに向けて、 壁を乗り越える為の5つの力を磨き、 【理論】を【現実の力】にするお手伝いをしています。